本棚にある本を眺めてみると、
最初のころは「どれだけきれいに本が読めるか?」
を、徹底していたような気がします。

当然そのときの収入は年収300万円未満でした。

樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」の中に、
本は汚く読め、と書かれている一節があり、
それを実践したところ、あっさりと年収700万円を突破したのです。

よくよく考えてみれば、学校の勉強をしていたときも、
教科書や参考書には「蛍光ペンでマーカーやライン」を、
ぐちゃぐちゃに引いていました。

しかし自分の身銭から買った「書籍」となると、
なんでかそれを汚す行為がためらわれるのです。

私が実際に本に書き込みをするようになって、
まず「内容」を圧倒的に記憶できるようになりました。

本の内容をより定着させるためには、

1.折り目をつける
2.蛍光ペンでマーカーをつける
3.自分で書き込んでいく

難易度は下にいくほど難しくなります。

ただ気に入ったページや役立ったページを、
折ることは今日から実践できると思います。

一度やってしまうとこれがなかなかに快感になります。

記憶に残し成長を最大化するには、
汚く読むことが必要不可欠なのです。

あなたの本が「きれいな状態」であれば、
本の内容を第三者に話そうとしたとき..

「あれっ、どんな内容だったっけ、
確かに役立つことはかなり書いてあったんだけど..」

と、かなり曖昧な感想になってしまうでしょう。
本を読むときには蛍光ペンと三色ボールペンが、
あなたの書籍の価値を数倍以上に上げてくれます。

本を「読み返すとき」蛍光マーカーや、
三色ボールペンでラインが引いてあると、
200ページの本は20-40ページに凝縮されます。

つまり読む時間は1/5、
慣れてくれば1/10で読み直せるでしょう。

ビジネス書を一冊読むのに、普通の方だと
おそらく1時間くらいはかかると思います。

その本に一度マーカーを引いてあげると、
次からは「10分で本が読める」ようになるのです。

そうして慣れてきたときに、
本の中に直接「あなたの気づきや疑問点」を書いておくと、

本を「読む」そして「考える」
自分で加筆して「書く」だからその本の内容を、
「話し」やすくなります。

書籍に直接メモをすることで脳が何倍も活性化します。

自己成長につながる気づきを、
書籍からもっと得たいのであれば
今日から蛍光マーカーでラインを引くことをやってみてください。

楽しい本の特徴って、私の例で恐縮ですが、

「著者が本好きであること」

「著者が書きたいテーマを自由に書いているもの」

「基本的に自分ですべての作業をしているもの」

この3つのどれかに当てはまっている書籍は、
読んでいてワクワクしてきます。

というのもビジネス本の中には、
魂が宿っていないというか..

明らかに「その著者が書きたいテーマではないな」
というものも数多く出版されています。

そういう本って、逆にこちらのエネルギーを奪いにきます。

著者が本当に書きたいテーマで、
自由に書かれているものは、
とにかく気づきも多いし読んでいて楽しいです。

そういう本は「自分でスクイーズ」することで、
本の内容を圧縮して、自分なりにアウトプットをするといいですね。

読んだだけよりも圧倒的に内容が頭に残りますし、
最低1~2個は実践しますので、
そういうことを一つ一つやるだけで、
ネットワークビジネスでも応用しやすくなります。

ビジネス本は1600円前後ですが、その本ひとつで、
何か1つ、あなたが実践することができれば、
その価値は10倍以上に膨れ上がると思ってもらっていいです。

たとえばこの記事であれば..

「これから本を読むときに折り目をつける」

「なるべく時間があるときは、蛍光マーカーでラインを引く」

これだけを実践するだけで、正直かなりあなたは
飛躍していくでしょう。

脳科学的に見ても、15分という時間であっても
極めて集中して仕事ができるブロックです。

「今日から一日15分、本にマーカーをつける学習をしていきませんか?」