初めてこの質問をされたとき、
貧乏だった私は即答でこう言いました。
「金持ちになって●●を見返してやるんだよ」
そう、私の場合は今もときどき考えるのですが、
お金持ちになりたいというより、
「俺をバカにした奴らを見返してやりたい」
というところからスタートしました。
私たちが「お金を使う」ときは9割以上、
感情的に決断をしてお金を使います。
お金を使う=感情を満たして楽しんでいる、のです。
冷静に判断してやっているわけではなくて、
感情面を満たすために買い物をするような感覚です。
もしあなたが「ショッピング」に興味があるなら、
四季に応じて着る洋服を変えると思います。
でもどうして「買い物をしたい」と思うのでしょうか?
私の場合は「ダサいと思われたくない」というのが少しあります。
よく資産家は見てくれは貧乏でも資産を持っていればいい、
そういう話もよく聞きます。
でも私自身いろんなお金持ちに出会ってきて、
「最低限の身なりがない人は、そこまで尊敬できなかった」
というのがあります。
若くして引退できるくらい稼いだ起業家に、
初めて「生」の姿をセミナーで見たとき..
ボロボロのジーンズ、ヨレヨレのパーカ、
靴も二千円もしないようなオンボロシューズ..
一瞬で冷めました、たとえ彼がいくらの資産を持っていようと、
その瞬間でリスペクトの数値ががくんと下がったのです。
そこで出た感情は「空しい」と言ったものでした。
別に高級時計をつけて、パリっとしたスーツを着て、
高そうな靴をはいてほしかったわけじゃないんです。
ただこうなんていうか、ある程度の見た目って、
重要なんだなと思った瞬間でした。
たとえばお酒を飲む人であれば..
お酒を飲んで、味がおいしいとか、
のどごしが格別とかではなくて、
実は感情がそこで動いているんです。
飲む理由は、お酒を飲んで楽しかったとか、
みんなで酔っ払って騒いで、最高の気分だった。
そのときの感情が嬉しいんです。
一人ぼっちじゃない、僕は孤独じゃない、
お酒を飲むって「楽しいな」
その記憶が感情に快楽を与えて、
お酒を飲んで「快感を思い出す」
ポジティブな感情を思い出したくて、
お酒を飲むんです。
ショッピングも、これを手に入れたい…じゃなくて
欲しいと思っているものの達成感、
それが嬉しいし、それが欲しいんです。
私たちが覚える必要があるのは、
お金を使うときに、何らかの決断をして、
お金を使っているんです。
その感情的な決断が大きな敵になります。
私たちはお金に関して、悪いプログラミングをされています。
社会、親、学校、会社..
お金=なんらかの価値、と子供のときから
教え込まれているんです
お金は確かに効率がいい取引のシステムではあります。
もし今の時代が「物々交換」であったら、
かなりいろいろと面倒になりますよね。
あー今日はカレーを食べたいと思ったときん、
ジャガイモがない、でも物々交換のために、
ジャガイモを譲ってくれる人を探さないといけない。
偶然見つけても、彼は自己啓発の本を欲しがっている。
けど自分は自己啓発本を持っていないから、
欲しいジャガイモを「交換」できません。
スムーズじゃなくなるんです、一連の取引が。
みんながお金に価値を持って、、
効率的ではあるんです。
ただお金のシステムを使いすぎている。
私たちは、お金が実際の価値のあるものだと誤解しているんです。
本来、あなたが欲しがっているモノが価値をもっている。
お金は中間の取引の券のようなもので、
単なる紙切れにすぎないんです。
そう考えてみたとき、MLMで
やれ報酬だ、月の収入だと騒いでいるのも、
なんだか滑稽な気がしませんか?
私はあなたに、こういったお金の教えも、
ゆくゆくはコンサルで伝えていきたいなと考えています。
お金には価値はまったくないんです。
あなたが交換しようとしているものに価値があるんです。
本当に価値があるものは、
欲しいと思っているものに価値があるんです。
お金という紙には価値がないんですが、
でもそれを私たちは忘れてしまいます。
無意識のうちにお金を追いかけてしまうんです。
お金に価値があると思って…
そうして本当に欲しがっているものを忘れてしまう、
自分の価値、相手の価値が見えなくなってしまう。
お金に対して、悪いプログラミングをされている
価値は資産、お金以外のものなんです
「あなたがお金を手にしたとき、何と交換したいのですか?」